2006年07月14日

PFE分析B〜今後の動向とリスク

こんにちは。
日本株はいよいよゼロ金利が解除されました。
その他いろいろ要因はあるようですが、ここのところまた軟調な展開になってきました。

指標面を見ると、ちょうど昨年11月初めくらいまで戻っているようです。
日本株についての分析は次回ということで、今日はPfizerの定性分析です。


製薬会社というのは、基本的には特許(パテント)が命です。
新薬を創薬した企業は特許申請します。
そして、特許期間が切れるまではその成分の薬は特許企業が独占的に高い薬価で販売できます。こうすることで製薬会社は開発研究投資を回収し、次の創薬投資に利益を向けることができます。

ところが、特許期間が切れると他のメーカーも類似の成分の薬を製造、販売できます。これがいわゆるジェネリック薬で、ご承知の通り、価格が安かったりします。
特許期間が切れると製薬メーカーはもはや独占的に高い価格で開発した薬を売れなくなるので、その薬の利益率は低下し、あれほど宣伝にきていた営業マンもすっかりその薬のことは忘れたかのように振る舞います。(笑)


PfizerはLipitor、Norvasc、Zoloft、Neurontin、Viagraという自社開発薬で高いシェアを取っている薬のうち、3つが3年以内に特許切れ、5年以内に4つが特許切れになります。

このためPfizerも研究開発費をどんどん増やしているのですが、いかんせん創薬は時間と費用がかかるので、どこまで特許切れのあと利益を補えるかがはっきりしません。

このためPfizerの向こう数年の利益は予想が立てにくい状態になっていて、おそらくこれが株価がPER面でかなり割安に放置されている理由だと思われます。

また昨年脂肪代謝薬に心血管系の副作用があることが判明し、訴訟コストがかかりそうなことも嫌気されているようです。

このように将来を見ると不安要素は多々あるのですが、株価は歴史的な割安水準にあり、もし研究開発で有力な新薬を創薬できれば株価の見直しは必至でしょう。
総合的には現在の価格はやはり魅力的に感じられます。

また、特許切れに関しては実は日本の大手製薬会社にも全く類似のリスクがかなりあるのですが、どういうわけかこちらはあまり話題になりません。

倒産リスクもほぼありえず総合的には現在の価格はやはり魅力的に感じられますが、いかがでしょうか??

次回は日本株について少し考えてみたいと思います。


posted by たけ先生 at 18:50| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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