日経も香港も軟調な展開が続いてます。面白いのは大体どちらの市場も前日のダウの動きとの連動率が極めて高いこと。
結局世界経済はなんだかんだ言ってもアメリカの消費頼みなのかもしれません。
もっともだからこそひたすら貿易赤字が拡大し、(今期は少し減りましたが)潜在的なドル安リスクはかなりのものになっています。バフェットはこの状況を称して「我々アメリカ人は消費中毒と思われているのかもしれません。」と言っていましたが、言いえて妙ですね。
他方、日本もとんでもない赤字国債を抱えているので、本当に国債を消化し続けられるのだろうか、とのリスクがありそうです。
2010年までにプライマリーバランス正常化と言っていますが、ちと厳しそうです。
こう考えると円もドルも不安に思えてきます。
ここ1〜2年ユーロが対ドルでも対円でも上昇している背景にはこうしたファンダメンタルズの問題があり、世界の資産家がドル建て資産をユーロに移しているからだとも言います。
もっとも、ヨーロッパ、特にドイツは楽な状況ではなさそうです。
こないだ日経チャンネルでドイツ経済の問題点みたいな特集をやってたので、明日はそのことを書いてみたいと思います。