2005年05月30日

インフレに注意!

 こんにちは。竹井です。
 昨日のブログでは投資の目的について触れてみました。
 私の投資における目的は基本的には

 投資によるインカムゲイン+キャピタルゲイン>生活費

の状態になることで、経済的自由を達成することです。
(あくまで投資における目的です。人生の目的はまた別にあります。)

しかし、経済的自由を目指した長期投資をする際に必ず考慮に入れなくてはならないことがあります。

それはずばり インフレ です。

90年代以降の日本のように10年以上デフレが続くと
「インフレ??どこの国の言葉??」
となってしまうかもしれません。

しかし、
「傘は晴れた日に買え。」「山高ければ谷深し。」
という相場格言もあります。

 むしろ、経済の長いサイクルから言えば今長いデフレが続いているからこそ、次はインフレが到来するのでは・・と考えるべきでしょう。
 インフレの影響は想像以上に重大です。年金の議論などでも、「今の高齢世代は自分たちの掛け金の××倍も給付を受けている。」と槍玉にあがることがあります。
 それだけ聞くといかにも高齢世代が得してそうですが、しかし。

 資本主義社会では今日の1万円と10年後の1万円の価値は通常違います。もちろん今日の1万円のほうが価値があります。なぜなら普通は経済が成長すれば緩やかにインフレ傾向になっていくからです。このことからも日本の失われた10年が例外であることといえます。

 例えば1965年の大卒者の初任給はわずか数万円でした。これに対して今日若年労働者の賃金が低下している、と声高に叫ばれていますがそれでも大卒者の初任給は15万円以上はあります。
 もちろん実質購買力は技術革新の影響を受けるため、一概にインフレ率だけでは論じられません(デジタル家電や携帯電話がすぐ安くなるように)が、少なくとも1965年の1万円が今の1万円よりはるかに価値があったのは間違いないところであると思われます。

 この観点はきわめて重要です。

投資によるインカムゲイン+キャピタルゲイン>生活費

にするためには結局生活費がいくらかかるかがポイントになります。
 
 著明な「年収300万円時代を生き抜く方法」という本があるので、今日の世帯あたり生活費を300万円、ちょっと裕福な生活にかかる世帯あたり年間生活費を世帯あたり800万円とします。すると2億円の金融資産を年利4%で運用できれば目標達成です。

 が、しかし!長期投資により私やあなたが20年後に例えば金融資産3億円、金融資産からのインカムゲイン1500万円を達成したとしても、そのときには1年間の世帯あたり必要生活費が1000万円と今日の3倍以上になっているかもしれません。そうするとちょっと裕福な生活にかかる世帯あたり年間生活費は約2700万円!

 全然経済的自由は達成できないわけです。したがって、インフレリスクの評価は常に投資家にとって重要になってきます。明日以降ももうちょいこの話題を取り上げていきます。



posted by たけ先生 at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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