2005年06月12日

経済の心理学〜逆に安いジュースも無茶な値段で売れてしまう。

こんにちは。竹井です。
こないだのブログで、

「高い買い物は一生一度と思うので、2割増になってもあまり高いと思わず買ってしまう。」

という話を書きました。

つまりみんなスーツや家電が2割高いと絶対買わないのに、マンションだと買ってしまうわけです。
これを「効用の錯誤」とかいいます。

では、逆に安いものはどうでしょう??

安いものの代表格といえばやはり自動販売機のジュースです。
ご承知のとおり、自動販売機のジュースは昔はみんな100円でした。それが徐々に110円→120円に値上がりし、今ではちょっとした機能飲料は140円です。みなさんはジュースを買う時にこうした20円を気にするでしょうか??

多分、「小銭がないな。」とか「おつりが面倒だな。」と思うかもしれませんが、「高いなー。」とはあまり思わないのではないでしょうか??
ましてsuicaやedyなどの電子マネー決済なら何も感じないかもしれません。

実はこれも「効用の錯誤」なのです。
今度は逆に「ジュース=安い買い物」であり、それが10円や20円変わろうがあまり気にならないのですね。

ところがよく考えてみると

月にジュースを30本飲む人なら月600円、年間だと何と7200円も変わります。

これは携帯代の増額分に匹敵するかもしれません。携帯だと気になるけど、ジュースだと1回1回が安いので気にならないわけです。

ここまで来るともうお分かりですね。この心理的錯覚が飲料メーカーの利益を生み出すわけです。

世界一の投資家、バフェットがコカ=コーラ株に巨額の投資をして、巨大な利益を得たのはあまりにも有名です。コカ=コーラの利益率の高さはもちろんそのブランド力によるところが大ですが、それ以外にインフレが起こっても簡単に値上げできるという強みもあったわけです。

なぜって??
500万の車を600万に値上げするよりも100円のジュースを120円に値上げする方がはるかに簡単ですよねるんるん

今日のポイントです。

非常に価格の安いものは、価格が非常に高いもの同様に、非常に高い利益率を出せる。しかも値上げしても顧客の満足度はあまり下がらない。

これは非常に重要なポイントで、株式投資やインフレ対策にも重要な視点と考えられます。
posted by たけ先生 at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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