2005年06月20日

「損は切れ、利は伸ばせ。」が実践できない理由

こんにちは、竹井です。
ここんところこのブログでは「人間は損失回避を利益確定より優先する。」
今日はこの理論が株式投資の心理学にどう影響を及ぼすか見てみます。

「損は切れ、利は伸ばせ。」

という相場格言があります。

 読んで字のごとく、損している銘柄は早めに損失を確定させて、逆に含み益が出ている銘柄は簡単に売るな、という意味です。

この格言は合理的です。
 企業は通常成長しているので、業績が順調で株主資本が増えている場合は長い目で見たら株価は徐々に上昇していきます。したがって、安直に利食わないほうが結果としては儲けが大きくなります。
 逆に株価が20%下落した場合、元に戻るには25%上昇しなくてはなりません。33%下落した場合には、なんと50%上昇しなくてはなりません。したがって一回下落した場合、通常元の価格に戻すのは大変なので、早めに損切りしたほうが機会の損失を防ぐことができます。

 しかし、現実には人間は逆の行動をとることがままあります。すなわち、

小さく利食って大きく含み損

というパターンが多いのです。これは損失回避という人間の心理で説明がつきます。

つまり、株価が上昇した場合、そこからのさらなる値上がりによる喜びよりも、値下がりによる利益損失の恐怖のほうが大きいため、早めに利益を確定したくなってしまうのです。したがって、順調に上昇していた株価がちょっと下落すると、恐怖感のあまり一刻も早く利益を確定したくなります。

逆に、株価が下落した場合、それ以上の値下がりによる恐怖よりも、値上がりにより損失が回復することの喜びが大きいため、なかなか利益を確定できず、「いつかは戻るだろう。いつかは戻るだろう。」と思いつつずっと塩漬けにしてしまうわけです。

これは投資家が非常に陥りやすい罠で、必敗パターンです。

次回はもう少し具体的な例でこの問題を考えて見ましょう。

posted by たけ先生 at 20:47| Comment(0) | TrackBack(2) | 心理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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