2005年07月07日

忘れるということ

こんにちは。
ここんところ日本株は堅調です。(今日はチョイ下げましたが)
背景にはドル高ー円安で輸出企業の収益アップ!の期待感があるようです。

しかし不思議なのはなぜドル高になっているんでしょう??

アナリストは理由として
「FOMCが利上げを継続し、アメリカと日本やヨーロッパの金利差が拡大するからと予想されるからだ。」
ともっともらしいことをいいます。

しかし、そんなことは早くからFRB自体が明言していましたよね。それにも関わらず昨年はかなりのドル安が進行しました。

そのときにアナリストが挙げていた理由は確か
「中国の人民元切り上げの観測とアメリカの双子の赤字に対する懸念」
だったわけです。

非常にもっともな理由ですが、問題は今なお「アメリカの双子の赤字」も「中国の人民元切り上げ」問題も解消していないことです。

去年に比べてアメリカの双子の赤字は伸び率こそ鈍ったものの着実に増えています。
また中国も国中人民元でだぶついており、いずれは中国自身の判断で切り上げざるを得ないでしょう。

こう考えてみると、去年ドル安になった理由は全く解消されていないように思われます。
それでも今日もドル高は続いています。
この出来事を考えても投資家は何かファンダメンタルの理由を挙げてもすぐに忘れてしまえるということがわかります。

忘れることができるのは人間のおおいなる長所の一つで、これがあるから人間はいやな思い出があっても生きていくことができます。

もっとも、投資の歴史を見ていると人間はひたすら同じバイアス、同じ過ちを繰り返しており、過去の教訓はすぐに「忘れられて」しまいます。

投資家としては忘れるべきことは忘れ、重要な教訓だけを覚えていたいものですね。
posted by たけ先生 at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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