2005年08月25日

消費と国債A〜高齢化社会がもたらすもの

こんにちは。
ここんとこの株の大暴騰が今日は一服しました。
アメリカが下がったのと、原油が68ドル台まで上昇したのを受けての利食い売りが優勢になったようです。
このため多くの銘柄が下落しましたが、なぜか自動車など輸出株は堅調で、ここ数日市場を牽引してきた内需株が軟調だったようです。

ところで、前回のブログでも書きましたが、ここんところ消費が堅調である事を示す指標がたくさんでていたことが、内需株堅調の一因かと思われます。
やったー、ついに日本も景気回復だーグッド(上向き矢印)と私も喜んだんですが、どうも不吉なデータを発見しましたので、考察してみます。

それは日本における貯蓄率の低下です。
かって世界一の貯蓄率を誇った日本。

貯蓄/可処分所得(要するに税引き後の所得のようなイメージです。)を意味する家計貯蓄率は年々下がりつづけています。

1975年には23%だったのに対し、2002年にはたった6.2%にまで低下しています。
年間可処分所得を400万とすると、75年の家庭は毎年100万円貯蓄したのに対し、2002年の家庭は年間24万円しか貯金できていないことになります。

どうしてこのようなことになってしまったのでしょう??
その原因についてはこんな考察がなされています。

難しいので簡単にまとめると
・高齢者世帯が増えて、収入が減り、可処分所得が減った、
・金利が低かったので、銀行預金に全く利子がつかず、高齢者が資産を取り崩した
ことが貯蓄低下の主因とされています。

それを受けてか1400兆円を誇る個人金融資産も株高の恩恵を被って辛うじて横ばいできているものの、じわじわ低下傾向にあるようです。
また、小泉政権発足以来世帯間の金融資産の二極化も進んでいるようです。

かいつまんでいうと
・日本人はリスク資産を敬遠しがちな為、少ない金融資産で株のウエイトを大きくする人は少ない。
 (私は例外的になけなしの資産をフルインベストメントに近くしてしまっていますたらーっ(汗)
・株式で金融資産を多くもてる人はいきおい、お金持ちが多い。
・金持ちは株式などに投資できる余裕があるため、株価上昇の恩恵を受けたりしてますます金融資産が増える
・一方、給料が全然上がらん上に、低金利が続いている為、70%以上の人は貯金が減りつづけているたらーっ(汗)

ようです。
この辺は野党が小泉首相をよく批判するところですね。
当ブログは全然こうした政権批判に迎合する気はないのですが、こうした傾向は困った問題をもたらします。

それは膨れつづける国債をどう消化するかという問題です。

次回は貯蓄率の低下と国債の展望でも書いて、おいおいそれがマーケットにどういう影響を及ぼすか考えてみたいと思います。
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posted by たけ先生 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 債権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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