週末に出張に行っていた為に更新が遅れてしまいました

そして昨日出張から帰ってきたらびっくり!!
なんと自民、公明で320議席取っているじゃありませんか。
これは驚くべき数字としか言いようがないですね。
以前このブログで選挙の結果をいくつかにわけてシュミレートしたことがあったのですが、どれも大はずれでした。
恐るべし、小選挙区制としか言いようがないですね。
これで郵政民営化は成立するでしょう。その結果財投債や地方債への投資も適正化される可能性が高いと考えられます。
(財投債や地方債への投資がなくなるわけではありません。債権ごとにリスクに見合った金利がつくようになる、ということです。例えば財政の悪い大阪府の地方債は東京都債より金利が高くなります。この辺の議論は実はとても複雑なのですが、私が解説するより
マーケットの馬車馬さんの素晴らしい説明をごらんになっていただいたほうがいいかと思います。)
その結果として、採算無視の公共事業は抑制されると思われます。
これで、いくらかは公共事業の無駄な支出が減ることが期待できるのではないでしょうか。
またこれだけの議席を与党が確保した以上、参議院の縛りなしに重要法案を軒並み成立させることができます。
いわゆる「族議員」が軒並み自民党を離党したことにより圧力団体の圧力なしに年金、社会保障、増税・・・と山積みだった難問に少しづつ手が付けられるかもしれません。
しかし、本当の正念場はこれからな気もします。
小泉首相は後1年で辞めると明言していますし、そうなると次の自民党総裁は社会保障や財政再建に正面から向き合わなくてはなりません。
社会保障や財政再建の問題が難しいのは誰か悪者がいるわけではない上に、どういじっても誰かが損をするようにできているためなので、誰がやっても難問です。
私はこの問題の専門家ではないのですが、ここが本当にうまく改革されるかで、今後の日本の未来は決まってくるのでしょうね。
そのときこそ今回の株高が正しいのかどうか答えが出るのかもしれませんね。