2005年09月22日

小泉首相の心理的考察B

こんにちは。
衆院選後に長々やってきた小泉首相の心理学的考察も今回で最終回です。
小泉人気の秘密をもう一回探ります。

B敵の設定と「自分ならばうまくいく。」とのメッセージ

古今東西「これだけ頑張っているあなたたちが苦しんでいるのは○○のせいだ。自分なら○○を打破して、あなたたちのための政治を取り戻せる。」というメッセージは最もわかりやすく民衆の心に染み入ります。

○○には何がはいっても構いません。

呼びかける人がヒトラーなら○○にはユダヤ人が入ります。
ノムヒョン政権なら日本。
中国の指導者もやっぱり日本。
アルカイダならアメリカ。
ギレンやシャアならアースノイド。

極論すれば○○が本当に悪いかどうかなど問題ではありません。

このよびかけを聞いた人々が
「そうだ!やつらがみんな悪いんだ!○○を倒せばすべてうまくいくはずだ!!」
と思えばそれで必要十分です。

ただし、この手段には二つの条件があります。

1:○○が深く人々に嫌われている存在であること
2:呼びかける人が「この人なら○○を倒せる!!」と人々に思わせる存在であること

です。

この点今の日本で嫌われている存在と言えば、一にも二にも公務員と政治家です。

小泉首相は(首相も公務員でするんるん)自ら公務員と政治家の頂点にたつ存在でありながら、彼らを敵と設定することに成功したという意味で本当に稀有の存在です。

安直に愛国心をウリにして外国を敵に設定するどこかの国の大統領にも少しは見習って欲しいものです。

ただし、いかに利権にまみれていようと仕事をしなかろうと、福祉国家の公務員の仕事は本質的には資本主義による不平等を緩和することです。

ですから「小さな政府」路線の推進をすすめれば汚職も利権もなくなっていき、日本はマーケットと同じように効率化された資本主義社会になるでしょう。

それはホリエモン的な資本家が幅を利かせ、多くの人は生活レベルが下がる世界であり、本来の資本主義社会でもあります。

逆に福祉国家とは、税金を使って無理やりアノマリーを作り出す制度であるとも評価できます。

小泉首相のうまいところは、「改革の痛み」という言葉でこういう不都合なところをうまく隠している点にあります。
そこを「悪」と評価する人もいるかと思いますが、こここそが大政治家である証です。

まさに彼は大衆の心理を的確につかんだ政治家として評価されるでしょう。

そして今回のネタで取り上げた大衆心理はマーケットでも幅広く通じると思っています。
次回以降は久々にマーケットの話に戻ろうかと思います。



posted by たけ先生 at 11:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 心理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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