2005年05月13日

ドイツ経済の苦境

こんにちは。
で、こないだ日経ニュースを見てたらドイツ人がドイツ経済について語っていました。
なんか日本語のしゃべり方が
「ドイツは〜、ひじょおおおに〜けいざ〜いが〜わる〜いデース!」
みたいな典型的なガイジンしゃべりだったので面白かったのですが、内容はかなりシビアでした。

@高失業率 なんとドイツの失業率は11%!うち旧東ドイツ地域に限定するとなんと24%!!!これは驚きの失業率です。ニートやフリーターどころの騒ぎじゃありません。
まずこの原因としてはユーロ導入および労働移動の自由化により、高コスト体質のドイツ労働者が嫌われて、産業が空洞化してしまったそうです。またドイツは生活保護が手厚く、失業中も自給7ユーロ(1000円!)が支給されるらしく働く気が起きないとか。

Aユーロ導入により財政出動、金融緩和が出来ない
 内需刺激策の定石は財政出動、金融緩和ですが、ドイツはユーロ協定により厳しく財政赤字/GDP比が制限されており、実効的な財政出動ができないそうです。日本とはエライ違いですね。
 また政策金利の決定権も事実上欧州中央銀行にある為、ドイツ政府が金融緩和したくてもできないそうです。

 ユーロはその財政協定がある為、ドルや円に比べて通貨としての信頼性があるのかとも思っていたのですが、こういう縛りの為、ドイツでもフランスでもユーロに対する不満は強く、このまま行くとユーロから脱退してしまうリスクもゼロではないかもしれません。かといって、なし崩し的に協定を緩めれば基軸通貨としての信任はあっという間に失われてしまうでしょうし・・・。難しいところですね。ユーロ投資もやはり完全なヘッジとはなりえない気がします。
posted by たけ先生 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月12日

円?ドル?ユーロ?

 こんにちは。
 日経も香港も軟調な展開が続いてます。面白いのは大体どちらの市場も前日のダウの動きとの連動率が極めて高いこと。
 結局世界経済はなんだかんだ言ってもアメリカの消費頼みなのかもしれません。
もっともだからこそひたすら貿易赤字が拡大し、(今期は少し減りましたが)潜在的なドル安リスクはかなりのものになっています。バフェットはこの状況を称して「我々アメリカ人は消費中毒と思われているのかもしれません。」と言っていましたが、言いえて妙ですね。

他方、日本もとんでもない赤字国債を抱えているので、本当に国債を消化し続けられるのだろうか、とのリスクがありそうです。
2010年までにプライマリーバランス正常化と言っていますが、ちと厳しそうです。

こう考えると円もドルも不安に思えてきます。
ここ1〜2年ユーロが対ドルでも対円でも上昇している背景にはこうしたファンダメンタルズの問題があり、世界の資産家がドル建て資産をユーロに移しているからだとも言います。

もっとも、ヨーロッパ、特にドイツは楽な状況ではなさそうです。
こないだ日経チャンネルでドイツ経済の問題点みたいな特集をやってたので、明日はそのことを書いてみたいと思います。
posted by たけ先生 at 18:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月11日

人民元切り上げ??

ここのところ、すっかり噂になっている人民元切り上げです。
中国株をやっているとこの人民元切り上げ問題と非流通株放出問題に年中振り回されている感じです。

人民元切り上げは基本的には巨額の貿易赤字を抱えるアメリカが強く強く中国に要求しているため話題になりますが、いつまでも自国通貨を不当に安いまま流通させておくと、中国国内が人民元でじゃぶじゃぶになってしまい、インフレを引き起こすリスクがあるので、いずれは人民元の切り上げは避けられないでしょう。人民日報の報道によるとその日は遠くないようですが、さてどうなることですか。

目下中国株はH株、本土株とも軟調です。
理論的には

人民元がきりあがる→元立て資産や収益の価値が上がる→内需系の企業の株価は上がる
  
         →反面中国の輸出企業は収益が厳しくなる

といった効果が予想されます。特に香港ドルがドルにペッグしたままだとすると、香港ドル建てのH株の株価はその分上昇するかも知れません。ただし、非流通株の放出により需給が悪化するリスクもあり、短期的には予想が難しそうです。

短期的な予想は難しいのですが、やはり長い目でみれば中国株のファンダメンタルズは良好で、かつあれだけ経済が過熱しているにもかかわらず、上記のリスクのため株価の上昇が伴っていないため、今は(評論家みたいで嫌ですが)買い時かもしれませんね。


posted by たけ先生 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人民元切り上げ??

ここのところ、すっかり噂になっている人民元切り上げです。
中国株をやっているとこの人民元切り上げ問題と非流通株放出問題に年中振り回されている感じです。

人民元切り上げは基本的には巨額の貿易赤字を抱えるアメリカが強く強く中国に要求しているため話題になりますが、いつまでも自国通貨を不当に安いまま流通させておくと、中国国内が人民元でじゃぶじゃぶになってしまい、インフレを引き起こすリスクがあるので、いずれは人民元の切り上げは避けられないでしょう。人民日報の報道によるとその日は遠くないようですが、さてどうなることですか。

目下中国株はH株、本土株とも軟調です。
理論的には

人民元がきりあがる→元立て資産や収益の価値が上がる→内需系の企業の株価は上がる
  
         →反面中国の輸出企業は収益が厳しくなる

といった効果が予想されます。特に香港ドルがドルにペッグしたままだとすると、香港ドル建てのH株の株価はその分上昇するかも知れません。ただし、非流通株の放出により需給が悪化するリスクもあり、短期的には予想が難しそうです。

短期的な予想は難しいのですが、やはり長い目でみれば中国株のファンダメンタルズは良好で、かつあれだけ経済が過熱しているにもかかわらず、上記のリスクのため株価の上昇が伴っていないため、今は(評論家みたいで嫌ですが)買い時かもしれませんね。


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2005年05月10日

バークシャーの減益

 世界一の投資家、バフェット率いるバークシャー・ハサウエイが13%減益と発表されました。バフェットさんの説明によると、思ったよりもドル安にならずに損失を出してしまったようです。

バフェットは数年前から貿易赤字と経常赤字の双子の赤字を問題視しており、
「このまま双子の赤字が続けばドル安は避けられない。」
「毎日何億ドルもの利益がアメリカから海外に流出している計算になる。」
といい続けていました。

現にこの1年間、ドルは対円、対ユーロで下落し、バークシャーは巨額の利益を得たようです。

 おそらくバフェットがそこまで問題視するからには(実際に考えてみても)ドル安は避けられないのでしょうが、問題は外為市場の短期的な動きは必ずしもファンダメンタルだけで動くわけではないということです。

 バフェットは「株式市場は短期的には美人投票、長期的には適正価値の評価」という師:グレアムの言葉を忠実に実行することで巨額の利益を得たのですが、外為市場というのはまさに美人投票をエンドレスに行っているようなもので、国と国の関係もあったりしてなかなか長期的にもファンダメンタルズが適切に反映されにくいのかもしれません。

 こう考えると外為市場は難しいですね。私はテクニカル分析には否定的ですが、外為ではある程度短期的な視点も必要なのかもしれませんね。
posted by たけ先生 at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月08日

エコノミストとストラテジスト

 かつては、今もいますが、エコノミストという職業が花形でした。GMやフォードなどの一流企業には必ずエコノミストが配属され、景気や消費動向の予測を行っていました。しかし、今現在あまりエコノミストという言葉は聞きません。なぜでしょうか??

答えは簡単。エコノミストの経済予測は全くあたらないからです。

これについては聞いたことがある方が大勢いると思います。
例えば、シカゴ大学教授のビクター・ザーノウィッツは、以下のような調査をしています。

〜1970年〜75年に経済が大きく変化した四つの期間の八つの四半期先までの実質国民総生産(GNP)成長率とインフレ率について、六つの主要経済予測期間(ビッグ・スリー、GE、商務省経済分析局、全米経済予測研究所)の予測がどれだけ外れているかを調べた。それによると、48件の予測のうち46件は景気の転換点を予測できていない〜。

48件中46件!!

他にも「周期的な景気循環を予測するのは不可能である。」
   「過去30年間エコノミストの予想精度は全く上昇していない。」
などエコノミストの予想の無意味さを実証する統計データは無数に存在するにもかかわらず、
エコノミストの予想が意味があったとのデータは、私が知る限りありません。

こうした無意味さがばれてしまったのか??80年代以降アメリカ大企業からエコノミストや経済調査部門は相次いで姿を消してしまいました。

また日本でも多くのエコノミストはバブル全盛期に日経平均50000円!とか日本の地価上昇は永続的なものである!との論理的な(?)予測を出していました。

そこでエコノミストは失業の危機を乗り越えるために、ストラテジストと名前を変えて、証券会社や投資会社などに就職しました。

ストラテジストとは、辞典によると
〜投資戦略を設計する「立案者」のことです。経済の動きから産業・企業の動向、需給要因まで、様々な視点から投資環境を分析し、投資方針を提供します。〜

てエコノミストと何が違うんだろう??要するに経済の動きを「分析」して将来動向を「予測」して投資方針を決めるんでしょうが、それが不可能なことは上記のデータから明らかです。要は名前を変えただけのような気がしますが・・。

高名なドイツ証券チーフストラテジストのM氏は02年からひたすら「日経平均は下がり続ける。」と主張しつづけて、03年の日経平均8000円局面で一躍カリスマストラテジスト扱いとなりました。しかし、その後の04年の上昇局面においても彼は一貫して「日経平均は下がり続ける。この上昇は一過性のものだ。」と主張しています。そして04年に彼が方針を転換し、「日経平均は12500円を目指す。」と主張したとたん、04年5月の日経平均下落が起こっています。

こうした予測精度の不確実さは個人的な問題ではなく、ほとんどすべてのエコノミスト(ないしストラテジスト)に共通のものです。それ自体は決して問題ではないのですが、問題なのは彼らの予想が市場にある程度の影響を与えていることです。このあたりが人間心理的なものですね。





posted by たけ先生 at 14:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月06日

ある意味予想通りの上げ。日々の動きの考察

 こんにちは。ある意味日経平均は予想とおりの上げですね。
 ニューヨークが上がったんで、連動性が高いと言われている自動車株が上がっていますね。
 まあバリュー投資家にとってはあまり日々の上げ下げは関係ないんですが、保有株が上がるのは一応うれしいものです。

 しかし、日々の動きって不思議ですよね。この20日間くらいでトヨタは300円くらいさげて、今日一日で100円戻してます。もちろん、この短期間でトヨタの業績やファンダメンタルは何も変わりません。

 トヨタの株価が下がった理由としてアナリストが挙げていたのは
@第3四半期の業績がいまいちだった。(実際は良かったのですが)
A円高リスク
BGMの不振による日米貿易摩擦の懸念
C米国景気失速による販売低下の懸念

だそうです。どれもわからんでもないですが、ひとつひとつ反論できなくもありません。
Aについてはトヨタは104円を想定して業績予想をしている。
BについてはむしろトヨタがGMを支援する動きを見せています。そもそもトヨタは現地生産が主流で、アメリカ工場でたくさん雇用していますので、昔のように簡単にトヨタバッシングはできにくそうです。
Cもわからんではないですが、米国の消費が不振になったとしてトヨタの販売台数が減少→業績低下となるにはかなりタイムラグがありそうです。

さらに問題があります。じゃあ今日はなんで上がったの、ということです。アナリストが挙げた@〜Cの理由はどれも長期的な問題で、そんなにすぐに解決するものでもなさそうです。なのに今日はなぜ上がったのか??今日上の問題の解決の見通しが立ったわけではないでしょう。

結局のところ、日々の株価の動きは集団心理によるものであり、理由付けは後からとってつけることはできても、事前に予測することは困難です。

こう考えると「市場は常に効率的だ。」というのはばかげた話にも思えますね。
posted by たけ先生 at 14:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月05日

本日の香港株

 というわけで、早速本日の香港株です。ニューヨーク株式市場が大幅に上昇したせいでしょう、H株も全体的に上昇してます。どうも香港株はニューヨークと連動性が高いですね。結局アメリカ人が多く買っているってことですね。まあバフェットもペトロチャイナ一杯買ってますしね。昨日中海コンテナ買おうと思ったらわずかに約定しなくて今日大幅上昇してしまいました。(涙)全くバリュー投資家らしからぬ嘆きですが。

 心配されていた反日デモも起きませんでしたね。ていうかあれはなにかもともとやらせっぽかったですよね。参加者みんな笑ってるし、「日本製品排斥!」と叫びながらソニーやキャノンのデジカメ持ってたし(笑)。でもこれで明日は日本株も上昇でしょう。

 ニューヨークで著明投資家(と言っても私は知りませんでしたが)がゼネラルモーターズを買ったとかで、なんと一日でGM株は18%(!)も上昇したとか。って、新興銘柄じゃないんですから。(笑)
 でもこれでここのところ売り込まれていたトヨタ、ホンダといった自動車株が騰がることが予想されます。さすがにトヨタの4000割れはファンダメンタル的にも仕込みときと思いますが、いかがでしょう??明日から連休明け。皆様もお仕事頑張って下さい。
posted by たけ先生 at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はじめまして!

 はじめまして!竹井 聡といいます。ブログのタイトル通り、医師をしています。こうなると普通ブログも健康相談とか病気の相談とかになりそうですが、それは病院の中だけということで、このブログでは主に株式投資と経済ニュースについて考えていきたいと思います。

 投資歴は日本株約3年、中国株約1年、おまけでちょこちょこ外貨MMFなんか買ったりしてます。MMFは投資としてはせこいですが(笑)

 ちゃんとパフォーマンスは計算していませんが、日本株は3年間で平均年率+20%、中国株は円高の影響もあり1年間で+5%といったところです。
 投資をはじめたきっかけはありがちですが、銀行の低金利に我慢がならなかったからです。(笑)1年間の金利が引き出し手数料1回ってひどい話ですよね。でもおかげで色々な勉強ができて、まあよかったかもしれません。

 投資スタイルは一応グレアムやバフェットといった偉大な先人にならいバリュー投資をしています。職業上どうしてもデイトレードやスイングもできないですしね。(笑)ただ最近はグレアムのネット株はどんどん少なくなってきているし、バフェット風の分析も難しいんで、色々と考え中です。

 このブログでは株式投資における群集心理の考察や、経済ニュースの分析なんかも扱っていきたいと思います。情報交換がブログの目的の一つなので、リンクやコメント、トラックバックは大歓迎です!では皆様。これから宜しくお願いします。

 

 
posted by たけ先生 at 16:33| Comment(1) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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