2007年07月08日

国内購入銘柄

こんにちは。
7月に入り相場はまた活況を呈しています。

先日のアメリカの雇用統計は非常に好調でした。またアメリカの賃金も昨年と比較して4%程度上昇(平均時給約17ドル=2000円!。いつのまにか日本の倍ですね。)しており、アメリカの経済の底堅さが示唆されています。

これをうけFRBが利下げではなくインフレ抑制のため利上げに踏み切るのではないかとの見解が優勢となり円が再び123円台まで下落しました。

購買力平価で見ると依然円は安すぎる水準ですがそもそもの景気の差からなかなか円の下落が止まらないのが現状ですね。


先月〜今月にかけて久しぶりに日本株を購入しました。
購入銘柄のいくつかは購入直後に上昇したこともあり、ここまではまずまずです。
参院選での自民党敗北というより、ほとんど全ての政党が掲げている公約が徐々に反グローバリゼーション、反資本主義的になっているのが大いに気になるところです。
歴史の歯車を逆に回そうとする国は必ず衰退するのですが・・・。

新規購入銘柄

4659 エイジス
4718 早稲田アカデミー
7722 国際計測器
9640 セゾン情報システムズ
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2007年06月30日

6月リターン

こんにちは。

早いもので07年も半分が終わりました。
今月のリターンを発表します。

6月リターン・・・+7.2%

07年リターン・・・+22.1%

中国株や米国株の好調、為替相場の円安傾向に加えて、今月は日本の新興小型株も回復傾向にありました。
また短期的にも急落直前に一部利益確定できた銘柄がいくつかあり、今月は幸運な月でした。

売買はさすがに円安が行き過ぎていると考え、日本の小型株をちょこちょこ仕込んでいました。まだ仕込み中ですので、発表はのちほど。

欧米株ではずっと気になっていたWal-Martを購入しました。
同社はずっと増収増益なのですが、アメリカ消費先行き不安となにより企業イメージの悪さもあり、株価はここ5年間下落傾向です。
先月時価総額の約8%にもあたる1兆6000億円の自社株買いを発表した
直後には株価が急騰したのですが、どういうわけかすぐにまた元に戻ってしまいました。
バフェットが900億円購入して2年たつのに、ほぼ株価が上昇していない稀有な銘柄でもあります。
いいタイミングにいい価格で購入できたと思っているのですが、どうでしょうか??

新規購入銘柄

WMT Wal Mart

一部売却銘柄

0682:HK Chaoda Modern Agriculture

1173:HK Veeko International

8180:HK Golden Meditech

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2007年06月22日

07年前半の感想

こんにちは。

今年もはや前半が終わろうとしています。
今年前半を総括すると2月に一度世界同時株安があったものの、米国経済は思ったほど急速な景気後退を見せず、米国株やBRICS株は07年前半を通じて堅調でした。

また為替レートで見ても、円はドル以外のすべての通過に対して下落していたのですが、とうとう6月に入って対ドルでも崩れ始め1ドル=124円台にまで突入してしまいました。

為替差益と外国株上昇から私のポートフォリオも外国株式部分は急上昇した反面、小型株中心の日本株は冴えませんでした。
個人投資家が損害を被っているためか日経平均が堅調なのにもかかわらず、本屋さんでもすっかり株コーナーを見なくなりました。

もっともこの傾向が永遠に続くかは微妙です。
特に為替はさすがに円はユーロや豪ドルに対して売り込まれすぎなのではないかという気がしています。

また新興市場不振から新興株の中には割安な水準の株が増えてきています。
05年冬に私は日本の新興市場を「あらゆる視点で見て世界でもっとも割高」と書きました。

現在は逆に日本の新興市場には「世界的に見ても割安な優良企業株」が転がっているのではないかと感じます。
現在数銘柄日本小型株の購入を考えていますので、購入したらまた報告します。
posted by たけ先生 at 21:29| Comment(0) | TrackBack(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月16日

売買報告

こんにちは。
いまや先日までの悲観論は影を潜め、世界の株式市場は強気一辺倒です。

特に香港株の上昇は尋常ではなく、持ち株のひとつであるVeeko International(1173:HK)などはおととい一日で30%上昇していました。
QFUによる本土との裁定期待が背景にあるのでしょうが、さすがに異常なペースな気もします。

こういう強気なときは硬めな株や出遅れている株を買って少しじっとしているのがbetterでしょうか。
上がって不安、下がって不安の株式市場ですね。

一部売却銘柄:
1173:HK Veeko International

新規購入銘柄
WFC Wells Fargo Corporation

Veekoを一部売却した資金で新規に欧米株を購入する予定です。
買ったらまた報告しますね。

posted by たけ先生 at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月12日

ヨーロッパ株

こんにちは。

ネタがなくてどんどん更新頻度が落ちています。(笑)
本業が忙しいのと、マーケットが順調で取り立てて書くことがないというのが半々です。

表題にもあるように最近欧州株に関心があります。

ヨーロッパは硬直した経済体制、手厚い社会福祉による弾力性を欠いた労働市場、イノベーションの遅れ、短い労働時間・・・など諸々の要因により長く低成長に苦しんでいました。

しかし、最近フランスで新自由主義を標榜するサルコジ政権が誕生し、労働市場をより柔軟にし、法人税を減税し、小さな政府を目指す方針を明確にしています。

ドイツ、イタリアなどいわゆる「古い欧州」諸国もいずれも同様の方向に梶を切りつつあり「欧州=高福祉、アメリカ=市場原理主義」の対比が徐々に成立しにくくなっています。
一言で言えば欧州もアメリカ型社会へと梶を切ったということです。

こうした変化の背景にあるのはEU拡大です。域内の労働者や企業の移動を自由化した結果、EU諸国では安い労働力が東欧から流入し、また企業もコスト削減のため工場を東欧に移す動きが活発になっています。

これにより東欧諸国は高成長の恩恵を享受する反面、西欧諸国の労働者には賃金の下押し圧力がかかっています。実はこの現象は日本と中国や東南アジア諸国と似た構図です。

閉じた体制における高福祉を維持してきた西欧諸国もグローバリゼーションの前に方向転換せざるを得なかったのでしょう。

もっとも、こうした動きは株価には大いにプラスです。
特に欧州株は今までの低成長を織り込んで常に米国株よりも割安な水準で放置されていたため、今後の上昇余地は大きいのではないかと思います。またドル安ヘッジになるのも魅力的です。

どういうわけか日本では国際投資というと中国やインドなどBRICSが中心になりますが、世界第二の時価総額を誇る地域である欧州株はもう少し見直されてもいいのではないでしょうか??


posted by たけ先生 at 23:28| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月30日

5月リターン

こんばんは。

早いものでもう月末です。
仕事のせいかどうも最近ブログの更新が滞ってしまっています。

早いものでもう5月も終わり。今月のリターンは中国株および米国株の好調により、今年一番のリターンとなりました。

月次リターン・・・+6.2%


年初来リターン・・・+13.9%

日本株は相変わらず足を引っ張っていますが、一部の資産バリュー株の中にさすがに下げすぎていると思われるものが散見されます。

今月は久しぶりに日本株を買いましてみました。
景気先行きは変わらず不安ですが、どうなりますか。

5月新規購入銘柄
HOG Harley Davidson

2434 丸誠

5月買い増し銘柄
3766 システムズデザイン
posted by たけ先生 at 22:36| Comment(5) | TrackBack(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

絶好調。先行き少し不安。

こんばんは。

ここのところNY、香港、韓国など海外市場が絶好調のため、5月は私のPFのパフォーマンスも非常によくなっています。

3ヶ月前の急落で世界中が大騒ぎになっていたのが夢のようです。
私はどうもひねくれているのか、これだけ周りが浮ついていると先行きが不安になります。

「強気相場は幸福の中で消えていく」

との言葉もありますし・・・。

いまのところまだ海外経済指標は好調なので、海外株には食らいついて行きたいと思っています。

さて日本の国内ですが、今年に入って発表された主要指標(機械受注、消費者物価、現金給与総額、鉱工業生産指数、景気一致指数、景気先行指数)はすべて現状および先行きの不安を示唆するような内容です。

振り返ってみれば、日本は07年1月にはすでに景気後退していた、と判定されても全くおかしくないような指標ばかりで、エコノミストや政府、日銀がなぜ景気後退の可能性に全く言及しないのか理解に苦しみます。

おそらく選挙対策など政治リスクのためなのでしょうが、株式市場、特に内需系の株はきれいに下落しており先行きの暗さを感じさせます。

一昔前に「バリュー株」と言われていた銘柄はかなり指標的にも安くなってきており、食指が動くのですがいかんせん景気が気になります。

次回は少し国内株についても考えてみたいと思います。
posted by たけ先生 at 21:13| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月21日

パフォーマンス絶好調。しかし・・・。

こんばんは。

ここのところNYと香港が本当に強いので私のポートフォリオもかなり上昇しています。

割安そうだな、と思って4銘柄だけ購入した韓国株も一月で15%近く上昇しています。

本当に日本株以外のすべての市場がお祭り状態と言っていいと思います。
数ヶ月前の世界同時株安のパニックが嘘のようで、ここのところアメリカ住宅ローンの話もとんと出なくなりました。

日本の個人に人気がある新興株が相次ぐ下方修正で絶不調の成果、国内では株がアツイ感じはしません。
しかし中国などエマージングでは大変な騒ぎになっているようです。

ひねくれているだけかもしれませんが、これだけうまい話が続くとどうも落ち着きません。

指標面では海外株より日本のバリュー株のほうが再度安くなってきています。
新興株不振のせいか、バリュー株とかバリュー投資という言葉自体がイメージが悪くなっている感じがありますが、冷静に考えるとこういう時こそが仕込みどきなんですよね・・・。と迷い中です。


アメリカ株は前から気になっていたハーレーが少し安くなっていたので購入してみました。そんなに高くはないと思いますが、どうでしょうか??

新規購入銘柄

HOG: Harley Davidson
posted by たけ先生 at 20:48| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

韓国株購入

こんにちは。

しばらく連休明けで仕事がハードで更新が遅れていました。

株式投資のほうは新規に韓国株を3銘柄購入しました。
韓国は人口減少、北朝鮮のリスクなどカントリーリスクを多く抱えているため常にPERなどの指標が割安です。

もっとも、GDP成長率はここ数年3〜4%、失業率もおおむね3%台、企業収益も好調であり冷静に見るとファンダメンタルは良好です。
もともと日本市場に上場していたポスコを保有していたのですが、バフェットポスコ保有のニュースを受けて、新たに割安な銘柄を購入してみました。
幸い、銘柄のうち一つが購入直後に20%近く急騰してくれました。

しかし、こまるのは手数料の高さです。私は某国内証券で購入したのですがなんと為替手数料の往復だけで4%近く取られてしまいます。事実上一度購入したら5年くらいは円に換金しない方が良さそうな手数料ですね・・・。

主力の欧米株と中国株が好調なため今月は今のところ良好なパフォーマンスです。
欧州株は予測どおりフランス大統領選で市場主義のサルコジ候補が勝利したためもあり、好調な値動きです。
アメリカ経済の先行きがグレーな分、欧州株のほうが期待出来るかもしれませんね。


買い増し銘柄:
VGK Vanguard European ETFs

UPS United Parcel Service

COP Conocophillips
posted by たけ先生 at 19:14| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月04日

ペトロチャイナが巨大油田発見。

こんにちは。

連休いかがお過ごしでしょうか。

いま出先なのですがすごいビッグニュースが。

ペトロチャイナ(0857:HK)が渤海湾沖に過去30年で最大規模の油田を発見したそうです。

確認埋蔵量はロイター通信では4.05億トンとなっており、これは世界有数の金持ち国ブルネイの倍近い量にも及ぼそうです。

ペトロチャイナはスーダンの内戦に絡み、アメリカ国内で批判されてきました。あのバフェットにも売却すべきだ、との世論が高まっていたそうです。

バフェットの動向に対する不安があり株価はここ1ヶ月軟調でした。
私もどうしようかと思っていましたが、まずは売らなくてよかったです。

しかしこのニュースはさらに根底的に原油の需給を変えるかもしれません。

ロジャースも指摘していた通り、過去30年間巨大油田は新規にほとんど発見されていませんでした。
他方中東や中国の油田は徐々に産出量が減少していき、このままでは需給がどんどんタイトになるであろう、との観測から原油価格は値上がりしてきました。

今回のこの発見は実は原油需給の長期的見通しおよび価格形成を左右するものになるかもしれません。場合によっては原油価格および石油会社のEPSの下ぶれ圧力になるかもしれません。

今後しばらく石油関連株からは目が離せませんね。
posted by たけ先生 at 14:57| Comment(9) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月28日

月次リターン

こんにちは。

最近はNYや中国など海外株のリターンが非常にいい反面、日本株は軟調で特に新興株のリターンが全くさえません。

ここ数年新興株のほうが東証一部よりもPERが高いのがあたりまえというイメージでその背景には必ず新興企業の高成長神話が語られていました。

今は誰もそんなことを口にしません。
あらためて高成長への過信と失望による平均回帰、というバリュー投資の理論の正しさが感じられます。

個人的にはIPOが安定して公募価格割れしてインチキ企業の上場メリットが薄れるようになれば市場も徐々に息を吹き返すと思うのですが・・・。

今月の月次リターンです。
4月の私のPFはアメリカ、中国、欧州の上昇により年初来高値を更新しました。

月次リターン・・・+3.4%

年初来リターン・・・+7.3%

ベンチマークの比較より毎年の絶対リターンが平均15%になることを目標としていますので、これで十分です。(この目標の達成は正直そう簡単とは思われません。)

ファンダメンタル的には引き続き日本に弱気なのと、アメリカのサブプライム問題およびドル安が気になっています。

特にアメリカは景気減速+インフレ持続という借金の付けがたまっている感じがして気になります。
そんな意識もあり、来月は中国以外のエマージング株を初購入する予定です。
posted by たけ先生 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月21日

売買報告

やっとパソコンが復旧しました。

ネットのない生活というのは本当に不便なもので周りの人にもかなり迷惑をかけてしまいました。

しかし1ヶ月前の悲観論はどこへやら、アメリカ株は絶好調です。
予想外によい主要企業の決算(GoogleやJohnson & Johnson, Coca Colaなど)が原因のようです。
いずれも景気にディフェンシブで住宅ローンの影響を受けにくいセクターであるような気もするのですが・・・。

売買報告です。

ドルが少し安くなったときに欧米株を買い増しました。
幸いなことに買ってすぐ急騰というパターンです。
日本株とまったく逆ですね。(笑)
そろそろ新興のバリュー株もファンダメンタル的に魅力的な水準とは思うのですがどうしても日本の景気に強気になれず、飛びつきにくい心境です。欧米株はあと数銘柄仕込みたい銘柄があるのですが、結構あがってしまっているので購入を迷い中です。

新規購入銘柄

VGK: Vanguard European ETFs


買い増し銘柄

JNJ: Johnson and Johnson
PG: Procter and Gamble

posted by たけ先生 at 20:05| Comment(1) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月16日

バリュー投資再考〜短期志向について

こんにちは。

前回の続きでバリュー投資について考えてみたいと思います。
バリュー投資、とくると枕詞のように「長期投資」と続きます。

おそらくバフェットやリンチのようなバリュー投資の巨匠が長期投資家だった影響もなるのでしょうが、思いますが、実はバリュー投資と長期投資は論理必然ではありません。

バリュー投資は価格と価値の乖離に着目し、価格が価値より割安な場合に行う投資法で。一種の裁定取引です。

裁定取引である以上一般のイメージとは反対に自己の信じるファンダメンタル価格に早く収斂すればするほど、投資利回りは良くなります。

例えば適正価格が800円である株を600円で買ったとして、800円になるのが2年後なら利回りは約15%です。しかし、それが半年後なら年間利回りは78%にもなります。

ではなぜ長期投資がこれほど枕詞になっているのでしょうか??
実はその答えは「なぜ割安な価格が形成されるのか」と密接に関わっています。

市場はそこそこ効率的なので、ある株が割安に見える場合はそれなりの理由が見込まれている場合がほとんどです。
低成長が見込まれる、地味な業種で人気がない、値動きがつまらない・・・。など理由はいろいろと考えられます。
しかし、そうした理由のうちある一定の部分は投資家の短期志向に由来すると考えられています。

実はリスクとリターン、効率的市場仮説など株式投資に関する仮説の多くは投資家がリターンを1年単位で見込むことを前提としています。
また価格形成に非常に大きな影響を及ぼすプロの機関投資家は3ヶ月ごとに運用成績をベンチマークと比較されることが多いようです。アクティブファンドの出資者も個人投資家同様短期志向であることが多いためと思われ、一時話題になったタワー投資顧問も06年の小型振興株不振によりかなり運用資産を減らしてしまったそうです。

このように考えてみると株価の形成に関与するプレーヤーは実のところ3ヶ月〜1年先の株価しか考えていない(考えることを許されていない)と言えます。
したがってある株がいかに本源価値から割安に見えてもさまざまな理由(相場が悪い、セクターが不振、地味な業種である、出来高が少ない、もっと騰がりそうな株がある・・・)で短期的に値上がりが見込まれなさそうな場合、その株は放置されることになります。

実際にはこうした割安株はいつかある時突然に本来価格に収斂します。一般に株式のリターンのほとんどは極めて短期間に達成されます。すなわちずっと動かずある時爆上げが基本です。しかし、多くのプレーヤーにはそのいつかある時を辛抱強く待つことが許されていません。

長期バリュー投資が有利なのはこのいつかある時をじっくり待つことができるからです。

聖書か何かの言葉に「神がいつ降臨されるのかは誰も知らない。それは例えるなら、泥棒がいつ訪れるのかわからないように。だから予期せずしてその時を迎えて、不信心であったことに歯軋りすることがないよう、常に目を醒ましていなさい。」とあるそうですが、ほとんどの人はこんな心境にはなれません。

だから株式、特に不人気な株式には常に高いリスクプレミアムがついているし、これからもつくのだと思います。

バリュー長期投資を実行する際には短期投資家への逆張りという側面があることを覚えておく必要があると思います。


売買報告

売却銘柄:3711 創通 

新規購入銘柄:4325 バンダイビジュアル

バンダイビジュアルがついに創通の株価を下回り、配当利回りも2%を超えるまでになりました。成長性への疑問からかアニメ株不人気も極まった感じがあります。
もちろんアニメ業界の将来性は予測しにくいのですが、企業を比べた場合に創通がバンダイビジュアルより優れている点はあまり思い当たらないので銘柄を入れ替えてみました。

ずっと興味があった銘柄をようやく購入できました。日本が国際競争力をまだ発揮できている分野なので、どうにかがんばって欲しいと思います。
posted by たけ先生 at 22:12| Comment(3) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月09日

バリュー投資再考〜成長への過大評価

こんにちは。

昨日の続きでバリュー投資について考えて見ます。

昨日の記事で、株式の価値は成長率、リスクフリーレート、投資家の期待リターンの3つからなり、PERはこの3つの変数、特に成長率に対する投資家の評価だと書きました。

したがって、高PER株は投資家が企業の高い成長を期待していることを意味します。このことは高PER株が別名「グロース株」と呼ばれることからも伺えると思います。

ところが、投資家というより人間には「モメンタムに対する根強い誤認知」が存在します。

つまり「勝ち組はずっと勝ち続け、負け組みはずっと負け続ける。」と誤解してしまうのです。

実はすべての企業のうち、市場平均を上回るROEを継続して5年間以上出せる企業などほとんどありません。多くの企業は無限の成長をするように見せながら、どこかで市場の平均成長率を下回ることになります。

ところが年率50%とかすごい割合で成長している企業をみると、多くの投資家(そして多くの経営者)はこうした高成長がしばらく続く、とついつい思い込んでしまいます。
したがってそうした高い成長率を織り込んだ株価、すなわち高PER株になるのですが、その企業が市場平均なみの成長率に回帰するだけでPERは下落し、結果として株価は下落します。

バリュー投資のデータを見てみると本当のところ、「低PER株のリターンがいい。」というより「高PER株のリターンが全体のリターンを押し下げている。」というほうが真実に近い気がします。
低PER株の高いリターンはごく少数の爆上げ銘柄に拠る割合が大きく、中央値は市場平均を下回る傾向があるという事実はこの説をある程度補強するように思います。

こうした高PER株の低いリターンは投資家心理の根強いバイアス、すなわち成長への過大評価がもたらしていると考えられます。
初心者は「急成長している高PER株を長期間保有しない」だけで少なくとも大敗は避けられますし、おそらく市場平均に負けないリターンをあげられるのではないかと思います。

次回は長期保有について考えてみたいと思います。
posted by たけ先生 at 23:17| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月08日

バリュー投資再考

こんにちは。
パソコンの不具合でしばらく更新が止まってしまいました。
いま修復中ですが、なかなか苦慮しています。

タイトルにもあるとおり、今回から「バリュー投資」とこのブログのタイトル「株式投資の心理学」
についてもう一度考えてみたいと思います。

一時期本やブロガーが取り上げたことで巷で「バリュー投資」という言葉がはやりました。
しかし、ここのところ個人投資家が取り上げることが多い新興小型株のパフォーマンスが軟調なこともあり、少し下火になっている感じです。

バリュー投資というと、「割安な株を買って割安でなくなるまで長期間じっくり保有する」というイメージがありますし、なんとなくそういうものだと理解している方が多い野ではないかと思います。

しかし、よく考えるとこの表現には疑問が残ります。

1:そもそも何に対して割安なのか??

2:なぜ長期間でなければならないのか??割安が割安でなくなる期間は短いほうが投資パフォーマンスが良くなるのではないか?

書き出してみると当たり前の疑問ですが、どうもこの辺がはっきりしていないバリュー投資家が多いように思われます。

そこでまず疑問1:そもそも何に対して割安なのか??についてです。

この答えは当然「その株式が本来持っているはずの価値」です。
そして株式の価値は
「その企業が現在および将来稼ぎ出すキャッシュフローリスクフリー金利と投資家が期待する上乗せリターンで現在価値に割り引いたもの」と定義されます。


そしてこの公式にしたがって導かれた「本来価値株価」と比較して割安な株がバリュー株です。

「本来価値株価」は定義上

@現在および将来収益、すなわち収益成長率が高い(と見込まれる)場合、上昇します。

Aリスクフリー金利、すなわち長期国債金利が低いと上昇します。

B投資家の期待する上乗せリターンが高い場合、低下します。

これは定義ですので覚えてしまいましょう。

したがって、高PER株(高PBR株でも同じことですが)というのは、収益成長率が高く、金利が低く、投資家の期待リターンが低い場合正当化されるといえます。

投資家の期待リターンは測定が難しいのですが、なんとなく(失礼!)新興バリュー株をてがける個人投資家の期待リターンが機関投資家より低いようには思えません。したがって、多くの場合
個人投資家はとても高い収益成長を見込んで高PER株を正当化していることになります。

このようにPERを見て株価を論じる際には。PERが本来収益成長を加味した指標であることを覚えておく必要があります。


もしすべての投資家が正しく「本来価値株価」を計算できているならバリュー投資の出る幕などありません。
高PER株も低PER株も収益成長率をもとに計算されており、適正株価だということで話が終わるからです。

実はバリュー投資というのは二つの仮定を前提としています。

@投資家は株価をしばしばミスプライス(間違って値段をつける)する

Aそのミスプライスは偶然に起こるのではなく、人間心理に根ざしたある一定の傾向を持つ

この二つの仮定を前提とした上で、うまくミスプライスを利用しようというのがバリュー投資の本質です。

そして、ミスプライスを引き起こす人間心理の中でもっとも重要なものが「短期志向」と「成長への過大評価」です。

実はここまで理解して初めて「低PER株を長期保有する」戦略がマーケットに対して有利である理由が浮かび上がってきます。

次回は今回の続きを書いていきます。
posted by たけ先生 at 12:18| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月01日

3月リターン

こんにちは。

長かった3月もようやく終わりました。
今月は急落と円高に苦しめられましたが、幸い月中に買いました株が堅調だったこともあり、全体としてリターンは横ばいでした。

3月リターン -0.3% 

年初来リターン 3.8%

来月も引き続き米国サブプライムローンと消費の動向に世界中の株のリターンが左右されると思います。

アメリカ経済はソフトランディングできるのでしょうか??
posted by たけ先生 at 19:02| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月28日

アメリカ住宅価格指数下落の衝撃

こんにちは。

昨日から今日にかけて、また株安、円高が進行しています。
背景にはあいも変わらずアメリカサブプライムローンへの懸念が存在するようです。

この問題は知ればしるほど先行き不安です。
アメリカの月の新築一戸建て住宅販売件数(季節調整済み)は年率換算で84万8000戸で市場予想を大きく下回り、前年同月比18%もの大幅マイナスでした。

住宅価格の動向を現すS&P Housing Indexは今年1月に小幅マイナスに転じました。マイナスに転じるのは94年以来14年ぶりだそうです。

アメリカサブプライムローンは要するにゆとりローンと同じです。「2/28」と呼ばれる30年ローンでは住宅購入者は頭金も身分証明もなしに住宅ローンが借りられます。最初の2年間は比較的金利が低いのですが、3年目以降支払い金利が10%にもなります。

当然まともに返せるわけがないのので、住宅価格の値上がりによる転売ないし、値上がり分を担保にした固定ローンへの借り換えが頼みということになります。

いつかどこかの国で聞いたことがあるような話ですが(笑)この幸せが続くためには住宅価格が上昇し続ける必要があります。

もし住宅価格が下落して担保価値が負債額を下回ったら・・・。
これもどこかで聞いたことがあるような話です。
さらに議会民主党は住宅ローンによる担保執行を防ぐために、「略奪的貸付」と認定された貸付については強制執行を禁止する
措置を取ろうとしています。
これもどこかで聞いた話ですが、こうなると塩漬け住宅だらけになり、国中に不良債権が横行しかねません。

グリーンスパン前FRB議長が
「魔法の杖でアメリカの住宅価格を10%上昇させることができればこの問題はすべて解決する。」といったそうですが、まったく正しいと思います。

となるとアメリカはこのあと金利を引き下げていくのでしょうが、その影響はまだまだ計り知れません。
当面円高により日本の輸出企業および外需頼みの日本景気が腰折れする可能性は十分にありうると思います。

PFもこの懸念にそって徐々に入れ替え中です。
消去法的に中国内需、ローテクセクターに着目しています。

売却銘柄
JP:6879 フォトロン
JP:6920 レーザーテック
HK:8201 China Fire

購入銘柄
HK:0171 Silver Grant

HK:0178 Sasa International
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2007年03月24日

国内株〜地価上昇と郊外マンション

こんにちは。

海外市場が落ち着いているので、久し振りに国内株の動向です。

フージャース飯田産業などこのところ中堅マンデベ株の下方修正が続いています。

これらの株は今までは下方修正を出していない優良株と認識されていただけに、株価の推移も軟調です。

下方修正理由を見ると大体どのマンデベも「引渡し期限が来期にずれこんだ」ことを主因にあげています。

実はこの事態は首都圏のマンション販売状況、特に千葉、埼玉県のマンションの成約率、販売件数が落ち込んでいるのをみればある程度は予測できたものと考えられます。
しかし、日経新聞など提灯メディアは「デベロッパーが先々の値上がりを見越して物件を売り惜しんでいる。」と報道していました。

ここではっきりしておきたいのは完成在庫は完成在庫に他ならない、ということです。「先々の値上がりを見越して〜」はデベロッパーの主観ですが、「今売りたい価格で売れていない。」というのは明白な事実です。

そして少し冷静に考えると郊外マンションに関しては「先々の値上がり〜」は怪しい側面があります。一般に分譲マンションの住宅ローンは年収の4〜5倍までが上限とされています。もちろん、金利が上がれば住宅ローンの支払額が多くなるのでこの数字はさらに下がります。

そして郊外マンション購入の主体と推察される団塊ジュニア世代の年収はほとんど上がっていません。
むしろ定率減税の廃止や医療保険料の引き上げなどで可処分所得は減少している可能性すらあります。(このところのスーパーや百貨店の売上不振もこの見方をある程度裏付けると思います。)

そう考えていくといくらデベロッパーが競争激化や金利上昇による原価上昇分を販売価格に転嫁したくともなかなか出来ない可能性が高いと思います。
マンデベは完成在庫がないうちはフロー型ビジネスですが、在庫が生じると一気にキャッシュフローの回転がきつくなっていきます。
そうなると値引きして販売するか、増資をするかなどして目先のキャッシュを確保しなければならなくなります。
当然配当など株主還元も期待できません。

さらに、マンデベの多くは2年先くらいまでの土地を仕入れています。
(だから毎年営業キャッシュフローがマイナスなのですが)
今年の分譲型マンションの売れ行きが芳しくないからといって、「じゃあマンション建て惜しみます・キャッシュを株主に返します。」というわけにはいきません。仕入れている分のマンションはやはり建築されていくでしょう。
最悪の場合は年々在庫がつみあがるおそれがあり、こうなるとどこに出しても恥かしくない「売れ残り」になります。

東京都心部も事情は近いと思います。
すでに去年都心部の土地は4割値上がりしたやに聞きます。
確かに何もないところに超高層タワーマンションが立てば土地から得られる収益が上昇するので正当な地価上昇といえるかもしれません。
しかし家賃に関しては去年も今年も都市部のマンションの賃料はそれ程上昇してはいないようです。三井不動産など都心部に強い不動産会社のPERはものすごい水準になっていますが、今後の賃料動向には極めて注意が必要だと思われます。

マスコミの恣意的な防衛報道に踊らされず、自分の判断で投資をすることがいつでも重要ですね。
posted by たけ先生 at 10:46| Comment(3) | TrackBack(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月21日

小康状態

こんにちは。

最近マーケットは円高、海外株とも少し落ち着きを取り戻しています。ひところのパニック状態からはようやく脱しているかにも見えます。

肝心のアメリカ景気の方は消費の伸びが極めて順調です。これをうけWMTやTGTなど消費関連株も堅調な値動きを見せています。

もっともアメリカのサブプライムローンの問題はまだ出口が全く見えてきません。

サブプライムローンというと難しげに聞こえますが、要するに変動型住宅ローンです。
昔、日本でもありましたね、最初の数年だけ金利が安くって、あとから高くなるローン「ゆとりローン」ってのが。

あれと同じような感じで、頭金ゼロでも身分保障(アメリカの場合はsocial security number)がなくても借りられるというすぐれもの・・・といううたい文句だそうです。

問題はその金利で、何と3年目以降は年利10%になるそうです。そりゃ普通に返せんわな・・・。
この問題で注意深くみなければならないのは、日本の消費者金融と同様の展開が待っているかもしれない、ということです。

すなわちいくつかの州では借り手の返済能力を無視した貸付を「略奪的貸付」と定義づけ、住宅担保の処分を禁止したり、場合によっては金利を減免することを州法でさだめるべく審議が始まっているといいます。

こうした規制が一般化すれば、日本のバブル崩壊時と同様に不良債権と信用不安、土地の塩漬けが蔓延化するおそれがあります。
今後とも十分に注意が必要ですね。

私自身は円高を受け、あまりこの問題に関係がなさそうな外国株で連れ安したものを買い付けていました。また日本株については特に不動産市況に先行き不安を感じています。


新規買付銘柄

HK 3983 China Blue Chmical
JP 5412 POSCO


買い増し銘柄

ADM Archer Daniel Midland
BHP BHP billiton
BRK.B Berkshire Hathaway Class B
UPS United Parcel Service
HK 1173 Veeko International


売却銘柄
JP 8877 日本エスリード
HK 8069 同仁堂科技


一部売却銘柄
JP 6678 テクノメディカ
posted by たけ先生 at 11:49| Comment(5) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月15日

またしても急落

こんにちは。

今日もすごかったですね。
先週書いたサブプライムローンリスクが一気に顕在化したため、NY株が急落。これに伴いヘッジファンドのポジション整理に伴い、円高(というより行き過ぎた円安の修正)が進んでいます。

正直、アメリカのサブプライムローンがどこまで広がりを見せるかはわかりません。
最悪のシナリオとしては
サブプライムローン履行不能による競売執行の続出→
住宅の投売り→住宅価格の低下→
比較的リスクの低いホームエクイティローンの借り手もバランスシート上負債>資産となる→
貸し手の金融機関が引当金を大量に積むために貸し剥がし→
景気後退となり、ますます土地の投売りが進む・・・。

というパターンです、まさに日本が陥ったデフレスパイラルそのものですね。

もしこれが実現してしまったら、世界恐慌になる確率はかなり高いと思います。正直世界中どこの株もってたってひどいリターンになると思います。バリューもグロースも大差ないひどいリターンになるかもしれません。

ただFRBやアメリカの金融機関が日本の「失われた10年」から何も学んでいないとは考えにくく、利下げやリスク分散、金融の多様化などあのときの日本にはない強みもあります。

何よりバブルの最後の日本では地価が下がって不動産屋が連鎖倒産しはじめたころに、その後の事態に対する危機感が全くありませんでした。
むしろ「土地が下がるのはいいことだ!不動産屋と地上げに天罰が下り、これで額に汗する庶民が報われる!」とマスコミが賞賛していた記憶すらあります。バブルをクラッシュさせた当時の日銀総裁は「悪を懲らしめる平成の鬼平」などと讃えられていましたし。

今のアメリカはそのときよりはるかに危機感と対策がとられているので、サブプライムリスクで経済がハードランディングする確率は比較的低いようにも思われます。

その場合はアメリカ株は絶好の押し目ということになるでしょう。
私はどちらとも確証がもてずに、比較的景気変動の影響のすくなさそうな銘柄や割安そうな銘柄をちょこちょこ買い付けています。
posted by たけ先生 at 00:39| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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