前回の続きで、セクターと適正PERについて考えてみたいと思います。
まず、なぜセクターごとにPERが違うのでしょうか??
まずはアナリストの説明や株の本に載っている適正セクターに関する説明を乗っけてみます。
(ただし、これは筆者の意見ではありません。あくまで世間で「定説」とされている説明です。)
@石油、鉄鋼、海運
重厚長大系産業が多く、かつ景気循環株的な側面が強い。収益が一定しない上に、膨大な設備投資が必要なので、好調時のPERなどあてにならない。また業界全体でも成長は見込まれない。よって適正PERは低いのが妥当。
A自動車、電気、ガス
安定したセクターだがやはり設備投資がたくさん必要。劇的な成長もみこまれないため、PERは低いのが妥当。
B医薬品
ニーズは多いが、国の医療費抑制の問題がある。単価の切り下げのリスクが大きく、PERは中程度が妥当。
C電気機器、半導体
ハイテク産業であり、成長性も見込まれる。20倍台が妥当。
D不動産
地価の影響を強く受け、景気循環的な側面が強い。10〜20倍台が妥当。
EIT
もっとも成長性のあるセクター。設備投資も必要ないためキャッシュがどんどん増えていく。
50倍以上でもおかしくはない。
他にも色々な説明がありますが、良く目にする説明はこんな感じです。
果たしてこの説明は本当に妥当なのでしょうか??
次回はこの「定説」の妥当性を検証してみます。

