2006年05月02日

ドル安に思うA〜為替を動かす要因

こんにちは。
今日はどういうわけか日本株も高値で寄り付いたようですね。

もっとも個人的にはドル安のリスクはまだまだあると思っています。
1ドル=100円割れもあってもおかしくないかなあ、と。

このドル不安の最大の理由はアメリカの貿易赤字です。
なぜ貿易赤字によるドル安が不可避なのかについては、マーケットの馬車馬さんの素晴らしい分析があるので、こちらを参照してください。

そして、ここアメリカの貿易赤字はさらに拡大しています。
アメリカが繰り返し中国に元切り上げを求めているのもドル安誘導をしたいから、ともいえます。もっとも、アメリカも中国も日本も無から有を生み出すことは決して出来ません。
してみると、やはりドル安は長期的には不可避であると思われます。
長期投資家としては、ドル安を前提として投資戦略を立てる必要があると思われます。


具体的には

日本株
内需株中心。アメリカへの輸出が利益の大半を占めている会社はPFの組み入れ割合を下げる。

中国株
同じく内需株中心。資源はドルと逆相関することが知られているため、資源株も有望。安い人件費を売りにした製造業でアメリカへの輸出が中心の企業はなるべく避ける。(中国経済の発展とドル安両方がマイナスになる)

米国株    
内需株よりも、海外での売上が多い企業を重視する。

といったあたりがポイントになるかと思います。
次回はまた、米国株の個別分析に戻りたいと思います。  
posted by たけ先生 at 11:52| Comment(7) | TrackBack(1) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月06日

ドルの未来を考える〜貿易赤字大国アメリカ

こんにちは。
前回の続きで、ドルの問題を考えてみたいと思います。

現在、世界の消費の25%をアメリカ1国でしているわけです。

これをまかなうために?というか需要があるためにアメリカはとんでもない貿易赤字を叩き出しています。

為替の原則から行けば、これだけ貿易赤字をたたいているとそのうちドルは下がってくる可能性が高いと思います。

でも、目先のところは日本や中国などの貿易黒字国がドルを支えるために??アメリカ国債を大量に買い込んでいるため、目だったドル安は起きていません。

むしろこないだまでは日米金利差が意識されて円安ドル高になっていました。
しかし、よく考えてみると日本や中国がアメリカ国債をたんまり買っているということは、アメリカの対日、対中赤字がどんどん膨らんでいるということです。

で、ドルが貿易赤字をきっかけに急落した場合、アメリカ国債を抱えている国が頑張ってくれればいいのですがロスカットでみんなが投売りすればとめどもない大暴落になります。

これが一番怖い「恐怖のドル安シナリオ」ですが、こうなると世界同時不況になってしまうかもしれませんたらーっ(汗)

これがアメリカ株のリスクなんですが、こうなるとアメリカの輸出企業を買うのがいいのかな・・・とも思えますね。

posted by たけ先生 at 14:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

為替と金利〜マーケットは期待感で動く

こんにちは。
前回のブログで理論的には高金利通貨は下がるはずと書きました。
高金利通貨はどんどん発行量が増えていくので価値が切り下がっていくので納得の結論です。

ところが現実のマーケットは必ずしも理論どおりには動いていません。

例えば高金利通貨の代表格とされるオーストラリアドルやNZドルはここ数年対円でずっと上昇トレンドです。
また短期的にもFRBがドルを切り上げるとドルは対円でも対ユーロでも上昇することが多いです。
アナリストなんかは平然と
「FRBは今後も利上げを継続することが予想され、日米の金利差は開いていくと考えられる。
この金利差を背景にドルは上昇家トレンドを続け、底値は固いと考えられる。」
などとコメントしています。

でもこれっておかしくないですか??

だってドル金利が上昇して、為替も上昇するなら理論的にはドル資産はどこまでも上昇していくことになります。そんなことって不合理ですよね??
円預金するひとはいなくなりメガバンもはやりの郵貯もお陀仏です。

なぜこんな不思議なことが起こるのでしょう??
実はこの件に関してあまりちゃんとした説明を見たことがありません。
そこで私なりに推定してみたいと思います。

おそらく為替取引に参加するプレーヤーには
為替は一定範囲で動くもの」というコンセンサスがあると考えられます。

すると金利差が開いて仮に円高になってもどうせまた元に戻る⇒だったらスワップ金利(ドル預金金利でもいいですが)の分ドルをホールドしよう、という動機付けが働く可能性があります。
一旦こうした動機付けが働き、かつドルをホールドしていた人がスワップ金利で高いリターンを得ているという現実があると、徐々に

「高金利通貨といっても結局為替相場は大して動かない」⇒「だったら金利が上がれば高金利通貨を買おう。」⇒ますます高金利通貨が買われる⇒金利差が開くと高金利通貨は上がるというのがマーケットのコンセンサスになる⇒冒頭のアナリストのようなコメントにつながる

といった流れが出来上がるのかもしれません。

あるいは世界一の金融資産を持つ日本の個人の皆さまがそもそも理論的には高金利通貨は下がるはずという理屈をしらないために銀行の甘言にのって外貨預金を増やす(という期待感が形成される)と思われているのかもしれません。

いずれにせよマーケットを動かすのは短期的には期待感のコンセンサスです。
となると理論的にどうであろうが、一旦コンセンサスが形成されてしまうと、それに歯向かうことは敗北を意味します。
この何ともいえないあいまいなコンセンサスが高金利通貨の上昇の正体ではないかと思われます。

となるとこの先円ドル相場はどうなるのでしょうか??
まず短期的には日米の金利差が開いていくので、コンセンサスどおりドルは底堅いのではないかと予測されます。
長期的には・・・予測は難しいのですが、ファンダメンタル的には貿易赤字、財政赤字、貯蓄率の低さ、住宅価格上昇に頼った消費拡大などドル安になる条件は多いように思われます。かのバフェット氏も指摘しておられますしねるんるん
短期的に続いた為替シリーズは一旦今回で終わりで次回は多分株ネタに戻りますわーい(嬉しい顔)


posted by たけ先生 at 17:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月21日

クイズの答え

こんにちは。
お盆休みで少しだけ、ほんとに少しだけ国内旅行に行ってきました。
あさってからまた仕事ですが、いい息抜きになりましたわーい(嬉しい顔)
その間もホリエモンが突然選挙に立候補したり、不思議な展開になっていますね。

で、とりあえず先日のクイズの答えです。

問題は

このまま日米の金利差が開いていき、ドルのほうが高金利になったら、他の条件が同じなら円ドル相場は理論的にはどう動くでしょうか??

@ドル高(円安)になる。
Aドル安(円高)になる。
B金利差による影響はない。

でした。

正解はAドル安(円高)になる

です。

なぜでしょうか??
ドルのほうが金利が高いと言うことは、どういうことでしょう??
今、ここで簡単な計算のために1ドル=100円だったとしましょう。
さらに簡単にしてドルの金利は年率5%、円の金利は超低金利を反映して0!としましょう。

すると10000ドル=100万円を持っている人は、
1年間米ドル預金をすれば10500ドルになるのに対し、日本円預金をすれば100万円のままです。

ある日アメリカが突然大幅に金利を上昇させて、何とドルの金利が年率10%になったとします。そうすると日米の金利差は10%に開きますね。
今度は1年間米ドル預金をすれば11000ドルになるのにたいし、日本円預金ではあいかわらず100万円のままです。

そうすると前は1年後の10500ドル=100万円だったのに、金利上昇後は1年後の11000ドル=100万円になるわけです。これを円を基準に考えると1ドル=約95円から1ドル=約91円に値下がりするはずです。
言い換えると1年物の外貨先物の交換レートが変わるわけですね。

これは理論的にはしごく当然です。
だって、もしも金利差が上昇しても交換レートが変わらないなら、全員ドル預金をするので、円で預金する人は一人もいなくなるはずだからです。

またマクロ的にみるならば高金利通貨はどんどん発行量が増えていくので、価値が下がっていくとも言えます。
このように教科書的には高金利通貨は下がっていくはずとされています。

ところが、こうした理論とは裏腹に現実には金利が上昇すると通貨も上昇したりしています。
なぜこうしたことが起こるのでしょうか??
次回はこうした問題を考えて行きたいと思います。

posted by たけ先生 at 00:30| Comment(2) | TrackBack(1) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月16日

金利と為替〜理論と現実は逆に動く??

こんにちは。
いやあ、ここんとこ株式相場はほんとに堅調ですね。
ウオッチしている銘柄はいくつかあるのですが、全然安全域価格まで下がってくれないので全く手を出せずにいます。

その分自分の保有銘柄の含み益も増大しているの文句もないのですが、やはりバリュー投資家は上げ相場のときは暇ですね。(byバフェット様)

そんなわけでここんとこ為替の話が続いているんですが、今日は金利と為替のお話です。

ところで、今日本の長期金利はおよそ年1.4%程度、アメリカの長期金利はおよそ年4%ほどです。短期金利は日本はご存知の通りゼロ近く、アメリカはやっぱり4%くらいです。

で、この先FOMCはさらに利上げを継続していく見通しです。
これに対して日銀はまだまだ金利を上げるとは思えません。
というわけでこの先日米の金利差はどんどん開いていきそうです。

ここで問題です。
このまま日米の金利差が開いていったら、他の条件が同じなら円ドル相場は理論的にはどう動くでしょうか??

@ドル高(円安)になる。
Aドル安(円高)になる。
B金利差による影響はない。

例の3択です。少し考えてみてください。
答えは次回発表ということでるんるん
posted by たけ先生 at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月15日

円ドル相場の長期予測B〜アメリカ国債の行方

こんにちは。
お盆だというのに選挙選挙で大変ですね。
自民党の刺客作戦とか、まさに権力闘争って感じですね。

さて、前回のブログで円ドル相場について、マーケットの馬車馬さんのブログを紹介しました。

まとめると
@アメリカは世界の消費を一手に引き受けており、そのためアメリカの外国への借金はどんどん膨らんでいる
A各国ともアメリカへの輸出で経済成長しているため、アメリカに目一杯貸し付けて消費してもらっている
Bでもいつかはアメリカの借金が限界に達して、そのときに各国が一斉にアメリカ国債をぶん投げるかもしれない。そうなったらドルは暴落し、歴史の教科書に載るような大恐慌になるかもしれない

という馬車馬さんのブログを紹介してみました。
素晴らしい考察で、私が付け加えることはほとんどありません。

しかし、私なりにこのチキンレースの行方を考察してみたいと思います。

ところで、アメリカ国債を買っている「各国」ってどこでしょう??
答えはずばり。
日本と中国です。

では、われらが日本政府はいよいよアメリカの借金がやばいとなったときにアメリカ国債を我先に売ることができるのでしょうか??
答えは・・・言うまでもありませんねわーい(嬉しい顔)

実は10年前に橋本政権が当時のクリントン政権と通商問題で揉めたときにほんとにちょっとだけ「アメリカ国債売っちゃおうかなかな??」みたいにぶつぶつ文句を言ったことがあります。
もう早いのなんの。マッハ1で訂正させられてましたもん。
(橋本元首相、引退しちゃいますね・・・。寂しいことです)
この美しい前例を見ると、今後アメリカの借金がいかにやばくなっても最大のアメリカ国債保有国である日本は最後まで売却できなさそうです。

言い換えると、アメリカ国債は日本の個人金融資産1500兆円を担保にしているともいえます。
従って、アメリカ国債の暴落は大げさな話、日本に反米政権ができるか、日本がいよいよ個人金融資産をくいつぶすかまでは大丈夫そうな気もします。

少なくとも、ドルが暴落しても円は逃げられないため、円はそんなにドルに対して暴騰しない、というかアメリカと仲良く沈んでいくんじゃないかな、とそういう予想ができるかもしれませんね。
posted by たけ先生 at 16:53| Comment(3) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月13日

円高再び?? 円ドル相場を考える

こんにちは。
郵政解散の話を3回にわたってお送りしてきましたが、マーケットはお構いなしに強気で、今まで放置されてきた大型株が一斉に上昇し、日経平均は久々に高値をつけています。
銀行と自動車株が上昇したので、コメント欄の銀行と自動車株ホルダーさんにはいい週末だったと思いますわーい(嬉しい顔)

これを受けてかFOMCの利上げにも関わらず円が買われており、109円台前半まで円が買われています。
この円高傾向は続くのでしょうか??

為替のファンダメンタルについては馬車馬さんのブログで素晴らしい考察がなされています。

非常にハイレベルな内容で、私も完全に理解しているかどうかは怪しいところですがいい加減に解釈してみます。

@日本や中国を含む世界の経済成長はもっぱらアメリカへの輸出に依存している。
Aアメリカはその過剰な消費によりほとんど世界の輸入を一手に引き受けている。
B当然アメリカの対外貿易赤字=借金は拡大する一方である。
Cその結果ドルはどんどん下落するはず(借金しまくってたら通貨の価値は落ちそうですよねたらーっ(汗)
Dしかし、今ドル安になったり、アメリカが輸入を減らしたりするとアメリカへの輸出に経済を依存しているほかの全ての国は困ってしまう。
Eしたがって、他の全ての国はせっせこアメリカにお金を貸す(=アメリカ国債を買う)ことで、ドルが下落しないように、アメリカがどこまでも消費と輸入をしつづけられるようにしている。
Fでもやっぱりいつかはこのシナリオは破綻するので、そのときドルは暴落して、大恐慌になるかもしれない。

といった趣旨です。
(何だか私の解説もちっともわかりやすくないような予感がたらーっ(汗)

馬車馬さんのブログの別の回で結局どうなるかが予想されていますが、いや、ほんと素晴らしい考察です。
馬車馬さんてほんとに賢い方ですね。

ちなみにかのバフェットもドル暴落リスクを早くから警告しており、ユーロを4兆円持っているとかいないとか。
ペドロチャイナや噂される中国人寿保険への投資も元資産を持ちたい、とうヘッジの側面があるのかもしれません。

では、これらのドルシナリオのうちどれが実現するのか??
長期的に円ドルはどう動くのか??

ですが、これには日米や米中の政治的力関係も大きく関係してくると思われます。
そこら辺を踏まえて次回は私なりに円ドル相場の長期的展開を考察してみたいと思います。




posted by たけ先生 at 19:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

人民元切り上げC〜超長期的影響の予測

こんにちは。
人民元切り上げ祭りも一段落したようです。
しかし、H株のここ1ヶ月の上げ方もなかなかのもので、ついに5100ポイントを突破しました。

ここ数ヶ月中国に対するネガティブイメージがあったためか、中国株も低迷気味でしたが、切り上げ騒ぎで戻ったようです。

とはいえ、いつものことですが、低迷のときに言われていた理由

@引き締め政策
A銀行の不良債権
B非流通株問題
C政治リスク

いずれも全く解決していないんですが。

グレアム様のおっしゃる通りミスターマーケットは忘れっぽいので、上にあげたリスクは今のところすべて忘れられてしまっているようですわーい(嬉しい顔)

で、また相場の雰囲気が悪くなるとアナリストが出てきてしたり顔で<下落の原因となるリスクを誰でも知っていることをもっともらしくわかりやすく明快に解説してくださるわけです。
そして都知事のように出勤もしないで中国の悪口を言うことが仕事な人中国に批判的な人が「それみたことか。」とおっしゃるわけです。

では、実際に中国株の見通しはどうなるのでしょうか??

長期的に明るい材料として

@中国経済の成長が続く
Aあの人口がいるので、彼らはこれから豊かになる。
B中国人が豊かになれば元はどんどん切りあがる。
Cそれに伴い香港ドル立ての中国企業の資産価値は上昇する

といったことがあります。


それに対してマイナス材料として上のリスク要因に加えて

@日本のようにバブル崩壊するのではないか
A中国政府の統制が緩むのではないか
B所得格差や政治の矛盾により社会が不安定化するのではないか
Cそれに伴い、儲けまくっている企業や外国人株主が槍玉に上がるのではないか

といった点が挙げられます。
どちらの未来が現実に近いのでしょうか??
おそらく、どちらも現実化する未来ではないかと思われます。
しかし良く考えると下のリスクは日本も含め、国が発展するときには不可避のリスクといった部分もあります。

両方考えると10年単位の長期間ではプラス要因が優勢なのではないかと思うのですが・・・。
ただし、上のリスク要因が強く顕在化したときにはものすごいスピードで下落しそうなので、余剰資金で投資するのがいいかもしれませんね。
posted by たけ先生 at 13:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月25日

人民元切り上げとその影響そのB

こんにちは。
今日は蒸し暑いですねー。
週末から今日までの株式市場を見ると、大体ブログで書いたとおりに動いている感じですね。
ファーストリテイリングだけは上げてしまいましたがたらーっ(汗)(すいません)

2%の切り上げはしょぼいといえばしょぼいですが、そこはこれ。

10001337087_s.gif
「この一歩は小さいけれど中国株にとっては大きな一歩だ。」

しかし、これだけ切り上げ切り上げ言われていたのに、良く忠実に動くなあ、と思いません??

「効率的市場仮説」によれば、好材料がかなりの確率で予測される場合速やかに株価に織り込まれ、好材料が否定された場合には瞬時に下落するはずです。

しかし、今回人民元切り上げはずーっと前から言われていた上、早晩切り上げは不可避なのは明白であったにも関らず全く株価にその材料は織り込まれていませんでした。

実は類似の現象は半年前にも起こっています。
既に昨年秋、中国産繊維業の輸出規制が撤廃されることが決定していたのですが、いざ撤廃されたとたんアパレル株が一斉に上昇したのですexclamation×2

これって不思議じゃありませんexclamation&question

なぜなら「規制撤廃が決定した段階で、それはアパレル株の株価上昇という形で織り込まれなければならない。」のに、現実は実際に規制が撤廃されるまで株価は動かなかったのです。

これらのことからおそらく
「中国株市場は全然効率的になっていない。」
と考えられます。
ということは、わけもなく優良な銘柄が割安で放置されている可能性が高く、ここをつけば我々個人投資家も十分素晴らしいリターンを上げられるのではないかと思われます。
バリュー投資家としては夢と希望がわいてきますねるんるん
posted by たけ先生 at 16:06| Comment(3) | TrackBack(1) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月24日

人民元切り上げとその影響B

こんにちは。
人民元切り上げ祭りに揺れた週末でしたね。

まだまだ人民元は割安と思われます。
だって中国の都市部の人の生活水準て報道される限り結構高そうなのに、平均年収は日本円換算でまだ100万円くらいだそうです。ブランド物とかがうれまくっている以上、購買力平価で考えるとさすがに為替が安すぎるのでは・・・?と思われます。

というわけで今後もしばらく人民元の切り上げをめぐる話題は材料になりそうですね。
香港ドルはしばらくドルペッグを続けるそうです。

したがって、香港ドル建てのH株(中国企業)、特に内需系の企業は、人民元切り上げとともに、徐々に香港ドル建ての価値が上昇していくので、長期的には上がっていくかな、と予想されます。


銘柄で言うと

ペドロチャイナ、シノペック、紫金集団などの資源株

トラベルスカイ、中国当方航空などの航空株

万科、北京北辰、首都創業、復地などの不動産株

金衛医療科技、同仁堂科技などの医療株


は面白そうだなと感じています。

ところで、このブログで「効率的市場仮説」の話を書いたのですが、中国株に関しては日本以上に市場が効率化されていないと感じられます。この分日本株よりもアノマリーが拾えそうかなと思っているのですが、この辺についてはまた次回にでも。

それでは皆様、良い週末をお過ごしください。




posted by たけ先生 at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月23日

人民元切り上げとその影響A

こんにちは。
昨日は予定を変更して人民元切り上げのニュースについて書いてみました。

今日もその続きです。

まず、ドルペッグ→為替バスケットに切り替えた影響です。

これまで人民元はドルとだけぺッグしていたんですが、今度の改革で「ドル、円、ユーロ」のバスケットと元を連動させるようです。

そうするとどの通貨に対しても連動することになるので、人民元問題が円ドルやドルユーロに対して及ぼす影響が減りそうです。

逆にいうと、いつも人民元切り上げが話題になると、円高に動いていましたが、これからはそうした動きは少し弱まるのではないかな、と思います。

関係ないですが、どうして人民元が切りあがると円高になるのでしょうか??
日経新聞なんかには
「同じアジア通貨である円が連想で買われた。」
とか良く書いてありますけど、あんまり関係ないし。

ひょっとしてアメリカ人は日本と中国の区別がついていないexclamation&question

冗談はともかく誰か理由がわかる方がいたら教えて下さい。よろしくおねがいしますあせあせ(飛び散る汗)

で、次は中国株について考えてみます。

中国株はどういうセクターが有利なのでしょうか?
これは日本株で円高が有利な会社を探せばいいと思います。
要するに内需系や輸入系は有利でしょう。
逆に中国の労働コストは上昇するので、安いコストで商品を製造して輸出する企業は不利な影響を受けます。具体的には

元高が有利なセクター → 内需系 不動産 航空 資源株(石油、金など) 輸入会社 小売 医薬品 自動車 高速道路 

元高が不利なセクター → 輸出系(アパレル、輸出農業) 海運 鉄鋼 

といったところでしょうか。

昨日の動きを見ると大体こんな感じの予想通りの動きをしていると思います。
いずれにしても元はまだ切りあがっていく余地を残していると思うので、タイミングよく中国株を購入していけば値上がりが期待出きるかもしれませんるんるん
posted by たけ先生 at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

人民元切り上げ!!!〜その影響と今後の予測〜@

こんにちは。

今日は蔵王産業の話を書いてバリュー株の生まれる話をしようと思っていたんですが、
中国から人民元切り上げの大ニュースが飛び込んできたので、急遽予定を変更してこの問題について考えてみたいと思います。

まず上の記事を読んでわかるのは、
@元がドルに対して2%切り上がった
Aこれまで、元はドルに対して固定していたのに対し、円、ドル、ユーロの通貨バスケット制を採用する
の2点です。

では、これがどういう影響を日本株や中国株、米国株に及ぼすのでしょうか??

まず@については元が2%ドルに切り上がったので、元高ドル安になります。
したがって、中国企業のうち、特にアメリカに製品を輸出している企業は収益が圧迫されそうです。
他方、中国の人民元建て資産(預金とか土地とか)を一杯持っている企業は(ドルベースの)資産価値が上がるので、(ドルベースの)株価は上がりそうです。

ロイターによると香港ドルはドルペッグを維持するようなので、香港ドル建てのハンセンH株輸出産業以外は上昇しそうです。

他方、中国の人民元の価値が上がるので、これまで中国の安価な労働力や原料を輸入して、日本で安売りしていた企業などは収益が圧迫されそうです。それに対して、中国に輸出している企業は逆に収益が伸びると思われます。

具体的にはユニクロ(ファーストリテイリング)や100円ショップなどをきつくなってくるかもしれません。逆に中国に高級品を輸出する企業などは長期的には収益が上がってくるのではないでしょうか。

長くなりすぎましたので、Aと長期的な見通しについてはまた明日以降考えて行きたいと思います。
 
posted by たけ先生 at 11:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月07日

忘れるということ

こんにちは。
ここんところ日本株は堅調です。(今日はチョイ下げましたが)
背景にはドル高ー円安で輸出企業の収益アップ!の期待感があるようです。

しかし不思議なのはなぜドル高になっているんでしょう??

アナリストは理由として
「FOMCが利上げを継続し、アメリカと日本やヨーロッパの金利差が拡大するからと予想されるからだ。」
ともっともらしいことをいいます。

しかし、そんなことは早くからFRB自体が明言していましたよね。それにも関わらず昨年はかなりのドル安が進行しました。

そのときにアナリストが挙げていた理由は確か
「中国の人民元切り上げの観測とアメリカの双子の赤字に対する懸念」
だったわけです。

非常にもっともな理由ですが、問題は今なお「アメリカの双子の赤字」も「中国の人民元切り上げ」問題も解消していないことです。

去年に比べてアメリカの双子の赤字は伸び率こそ鈍ったものの着実に増えています。
また中国も国中人民元でだぶついており、いずれは中国自身の判断で切り上げざるを得ないでしょう。

こう考えてみると、去年ドル安になった理由は全く解消されていないように思われます。
それでも今日もドル高は続いています。
この出来事を考えても投資家は何かファンダメンタルの理由を挙げてもすぐに忘れてしまえるということがわかります。

忘れることができるのは人間のおおいなる長所の一つで、これがあるから人間はいやな思い出があっても生きていくことができます。

もっとも、投資の歴史を見ていると人間はひたすら同じバイアス、同じ過ちを繰り返しており、過去の教訓はすぐに「忘れられて」しまいます。

投資家としては忘れるべきことは忘れ、重要な教訓だけを覚えていたいものですね。
posted by たけ先生 at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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